NPO法人って
ボランティアや福祉活動を行うNPO団体は、積極的に活動している所ほど資金調達に苦労していると思うんですよ。
何をするにもお金はかかるもの・・・
お互いに助け合う相互扶助的な活動を行うサークルみたいな団体の場合、入会した会員から会費をいただいて運営費に当てていると思います。年間に一人の会員から幾らいただいていますか?
会費だけで運営していくのに無理が生じることって、団体が発展していくといつかは起こるような・・・
団体の事務所が欲しい・・・なんてことになると、月8万円程だとして、年間で96万円!!(うわぁ)
50名ほどの団体だったら、一人当たり年間2万円払っても事務所運営費に消えてしまう。(う~ん)
そもそも、事務所を借りるにも任意の団体では契約が難しい(できない)し・・・
こんな問題にぶつかると「NPO法人にしようか」って話が出てくると思います。
でも、うまくいきます?
あんまり詳しくありませんが、NPO法人って全てを丸く収める免罪符ってわけでもないんですよね。
いろいろな契約や登記のために法人格が必要であること、いろいろな補助金や事業委託を受けやすくなることなどのメリットがあることが全てだと思っています。
NPO法人は、法人設立のための費用がかからないことと、事業による所得には法人税が課されないということで、設立しやすくなっているだけのことなのかな・・・
それ以外は一般の法人と同じ・・・運営にはそれなりの労力が必要なんですよね。
活動をするための資金調達や事務所確保のために、法人運営の労力が余計に必要なるってことだと思います。
もともと余暇を利用した活動、団体を運営している人も専任で働くわけにはいかないってことはよくあることですよね。では、運営のために人を雇いましょう。NPO法人なら可能です。でも、当然給料を支払う必要があります。年間予算の安定的確保・・・考えるだけでウンザリ
余暇を利用した団体でも運営は大変なのに、NPO法人を切り盛りする代表や理事に誰がなるんだろう。
積極的な人は必ずいると思う反面、面倒だなぁって思う消極的な人もいると思います。(積極的な人がいなければ話はそれで終わり)
ここで団体内に温度差が生じてモメるというか、ちょっとした混乱が生じてしまうんでしょうね。
そもそも、相互扶助を目的にした活動は「NPO法第2条」に違反します。「不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的」にしなければいけないんですよね。当然、特定の相互扶助的なサークルを応援するNPO法人って作っちゃいけないんですよね。
つまり、相互扶助的なサークルをNPO法人に置き換えるような議論をすること自体、おかしいんです。
取るべき道は、相互扶助的なサークルは残したまま、積極派でNPO法人を立ち上げて、そのサークルを含む不特定かつ多数のものに対して金銭的にバックアップする活動を行うとしなければならないのです。NPO法人を運営する人は社員となって法人の目的のための活動に邁進することになります。
この「不特定かつ多数のもの」にある程度条件をつけても問題あるんですかねえ?
ある趣旨の活動をする個人や団体を応援するっていうのはダメなんですかねぇ?
ここら辺を知っている人がいたら、教えてほしいです。
参考サイト:NPOネット
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